ダート変更の米ジョッキークラブダービー、プレッチャー師が3着まで独占

2023年10月11日 13:00

 現地7日、米アケダクト競馬場で3歳馬によるジョッキークラブダービーが行われ、3番人気のロストアークが2番手から直線入口で先頭に立つと、追いすがる1番人気クラシックキャッチに3/4馬身差をつけて押し切った。

 さらに3馬身1/4差の3着に2番人気のフィアレスソルジャーが逃げ粘り、T.プレッチャー調教師の管理馬が上位を独占した。

 この日のアケダクト競馬場は第4レースのG1ジョーハーシュターフクラシックまで本来の条件通りに施行されたものの、第6レースのベルモントターフスプリントステークスと第9レースのJCダービーは荒天による馬場の悪化を受けて芝からダート、さらにG3格付けからリステッドに変更。JCダービーは芝11ハロンからダート10ハロンでの施行となり、登録9頭から4頭が回避した。

 ヴァイオレンス(父メダグリアドーロ)産駒のロストアークは昨年のブリーダーズカップジュベナイルに出走するも直線で競走を中止。3歳の今年は6月に復帰すると前走のG3サラナクステークス(3着)で芝のレースに初めて出走していた。

 なお、アメリカグレードステークス委員会は今後、出走メンバーを含めてレースをレビューし、格付けを回復する可能性もある。