ドバイワールドカップで2着のアルジールスが現地7日にカナダのウッドバイン競馬場で行われたG3ダーラムカップ（3歳以上、オールウェザー8.5ハロン）に出走。3番手から直線で抜け出しを図るも、4番人気のアーティーズストームに差し切られて1/2馬身差の2着に敗れた。

　2番人気のアルジールスは最内枠から逃げ馬の背後に収まり3番手をキープ。しかし、ペースが上がった第3コーナーから包まれて思うように加速できず、直線入口で前方に開いたスペースからスパートしたものの、自身の後ろから外に持ち出されてスムーズに伸びるアーティーズストームの末脚に屈する格好となった。

　クビ差の3着に3番人気のウルフィーズダイナゴーストが逃げ粘り、木村和士騎乗の1番人気トリーズンは道中でアルジールスの外を並走するも伸び切れず4着に敗れた。

　英国のS＆E.クリスフォード調教師が管理するアルジールスは当初、9月30日の米G2ウッドワードステークス（アケダクト競馬場）でドバイWC以来となる実戦に臨む予定だったが、大雨による日程変更と馬場悪化を受けてダーラムCでの仕切り直しを選択していた。なお、次戦はブリーダーズカップダートマイルを予定している。

　勝ったアーティーズストームはエルプラド系ウィーミスアーティー産駒の5歳セン馬で、昨年5月のG2エクリプスステークス以来となる重賞2勝目。昨年のダーラムCでは1/2馬身差の2着に惜敗していた。