ゴールデンシックスティ、香港マイルを勝てばレース史に新たな記録

2023年11月29日 12:43

 香港マイルに出走を予定しているゴールデンシックスティが、現地28日に舞台となるシャティン競馬場の芝1600mコースでバリアートライアルに参加。その様子を香港ジョッキークラブが公式サイトでレポートした。

 7頭立てのトライアルには香港カップで本命視されるロマンチックウォリアーも参加し、主戦のC.ホー騎手を背にしたゴールデンシックスティは道中5、6番手でロマンチックウォリアーと並走。口を割るなど力みを見せたものの、軽めの走りに終始して3番手で入線した。タイムは1分37秒15で、先頭のロマンチックウォリアーとは半馬身ほどの差だった。

 ホー騎手はゴールデンシックスティが口を割った場面について「コーナーでペースが落ちたし誰かが(仕切りの)コーンを跳ねたんだ。我々は後ろに控えてからじっくりと直線に向かったけど、彼は上手に追走していたよ」と説明。「もっとペースが速くなればと望んでいたけど良かったよ。彼は僕が求めることを解っている」と評価した。

 すでに香港の歴代賞金王となり、3季連続の年度代表馬など数々の記録を打ち立ててきたゴールデンシックスティ。今回の香港マイルは4月の香港チャンピオンズマイルから224日ぶりの実戦で、勝てばグロリアスデイズ(2013年)の189日ぶりを更新する。これに次ぐのがファイアーブレイク(2004年)の57日で、50日を超えるレース間隔での勝利は2019年のアドマイヤマーズを含めても3頭しかいないが、香港JCはゴールデンシックスティにチャンスがあると評している。