​12月のタタソールズ牝馬セール、ヴェルメイユ賞勝ち馬ティオーナが約9億円で落札

2023年12月07日 11:20

 現地5日のタタソールズ・ディセンバー・メアズ・セール2日目では、現役時代に活躍した名牝、産駒や近親に活躍馬がいる良血の繁殖牝馬が多数出品。2021年に仏G1ヴェルメイユ賞を制したティオーナがこの日の最高値となる450万ギニー(約8億8000万円)で落札された

 ティオーナは父シーザスターズ、母父オーソライズドの5歳馬。21年9月のヴェルメイユ賞では圧倒的な1番人気に推されていたディープインパクト産駒の英愛オークス馬スノーフォールを破った。半兄には仏G2オカール賞勝ち馬のアルヒラリーがいる。

 2番目に高い270万ギニー(約5億3000万円)で落札されたのはヴィアシスティーナ。父ファストネットロック、母父ガリレオの5歳馬で、今年7月に重賞3連勝で愛G1プリティポリーステークスを制した。

 3番目に高額落札だったのは、250万ギニー(約4億9000万円)の値が付いたゲットアヘッド。父ショーケーシング、母父ダッチアートの4歳馬で、重賞は未勝利だったが今年9月の愛G1フライングファイブステークスで2着、10月の仏G1アベイドロンシャン賞は4着と短距離G1で善戦した。半弟には今年の英2000ギニー馬シャルディーン(父フランケル)がいる。