現地10日に行われるG1香港カップ（芝2000m）にルクセンブルクを送り出すA.オブライエン調教師が、中距離路線では香港最強格のロマンチックウォリアーとの対戦を心待ちにしている。

　キャメロット産駒の4歳馬ルクセンブルクは今年5月の愛G1タタソールズで2度目のG1制覇。9月のG1アイリッシュチャンピオンステークスでは同厩馬オーギュストロダンの2着に入ったが、足の打撲のため今回は約3カ月ぶりの実戦となる。

　一方のロマンチックウォリアーはアクラメーション産駒の5歳セン馬。昨年の香港カップ勝ち馬で、今季は豪州に遠征して10月末のG1コックスプレートを見事に制した。

　英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン師はロマンチックウォリアーを「明らかに素晴らしい馬だ」と絶賛。そのうえでルクセンブルクとの対決を「興味深いね。きっと見ていて楽しいレースになる。互角の勝負になると想像している」と語っていた。