種牡馬入りしたアナモーの初年度は149頭に交配、モーリス産駒ヒトツも150頭超え

2024年01月17日 10:30

 2022/23シーズンの豪年度代表馬に輝くなど、G1レース9勝の実績を手に種牡馬入りしたアナモーが、初年度を迎えた繁殖シーズンで149頭と交配したことが明らかになった。現地メディアの『racing.com』が報じている。

 ストリートボス産駒のアナモーは引退後にニューサウスウェールズ州のケルヴィンサイドスタッドで種牡馬入りし、種付け料は12万1000豪ドル(約1170万円)に設定された。9月から12月にかけて行われた種付けでは、149頭の牝馬と交配して127頭の受胎が確認されている。

 149頭のうち半分はステークスの勝ち馬で、11頭のG1ホースが含まれるなど交配相手の質も高く、アナモーを所有するゴドルフィンは2019年ゴールデンスリッパーステークスの覇者カイアミシや2017年の豪1000ギニー馬アロイシアをはじめ6頭のG1勝ち馬を用意した。

 また、その他の繁殖牝馬の中にもビヴァーク(2020年スプリントクラシックなど)やプライベートアイ(2021年エプソムハンデキャップ)、キングズレガシー(2020年シャンペンステークス)といったG1ホースの母親が含まれている。

 なお、現時点で豪スタッドブックの集計は完了していないものの、アナモーの他に初年度の種牡馬ではモーリス産駒のヒトツやインザコンゴ、ジャッキーノウが150頭余りの繁殖牝馬を集めたと報じられている。