マキシマムセキュリティのサウジC問題ついに決着へ、権利はく奪を勧告

2024年01月25日 12:42

 サウジアラビアジョッキークラブ(JCSA)は、2020年のサウジカップで1位入線したものの後にJ.サーヴィス調教師のドーピング容疑でレース結果が保留されていたマキシマムセキュリティについて、優勝賞金1000万米ドル(約14億8000万円)の権利をはく奪するよう審査委員会へ勧告したことを明らかにした。

 これは米競馬メディア『bloodhorse.com』など複数のメディアが報じたもの。サーヴィス調教師は問題のサウジカップから約1カ月後にドーピング容疑で起訴され、有罪を認めた後の2023年7月に懲役4年の判決を受けた。

 マキシマムセキュリティのオーナーのG.ウエスト氏は、サーヴィス氏が有罪を認めた時点でマキシマムセキュリティの失格とサウジカップの賞金の再分配が決まった場合はその決定を支持すると表明している。

 今回の勧告がJCSAの審査委員会に承認されれば、マキシマムセキュリティの賞金権利は失われる。なお同馬が失格となれば2位入線だった米国馬ミッドナイトビズーが繰り上がり勝利となり、ゴドルフィン所有のベンバトルが2着、米国馬のムーチョグストが3着にそれぞれ繰り上がる。