ペガサスWC回避のニューグランジ、狙い通りドバイ遠征への前哨戦を勝利

2024年01月29日 12:18

 現地27日、米サンタアニタパーク競馬場でG2サンパスカルステークス(ダート9ハロン)が行われ、V.エスピノーザ騎乗のニューグランジが昨年からの連覇を達成した。

 積極的に逃げる馬がいない序盤に押し出される形でハナに立ったニューグランジは、後続を引きつけつつ最終コーナーでスパート。外から1番人気のニューゲートが迫ってきたが並ばせることなく、最後は逆に突き放して逃げ切った。

 ニューゲートは1馬身差の2着まで。木村和士騎乗のアイムゴナビーサムバディはブービーの6着だった。

 P.ダマート厩舎のニューグランジはヴァイオレンス産駒の5歳馬。昨年末のG2サンアントニオステークスからの重賞2連勝で、通算では重賞5勝目となった。同日にフロリダ州で行われたG1ペガサスワールドカップに遠征せずに西海岸にとどめた理由をダマート師は中東遠征をにらんでのものだと語っており、次走は3月末のG1ドバイワールドカップが有力視されている。