1351ターフスプリント快勝のアナフは予備登録済みの高松宮記念に参戦せず、ドバイのG1へ

2024年02月29日 17:30

 サウジカップデーの1351ターフスプリント(G2)を快勝した英国のアナフ(牡5、M・アップルビー、父ムハーラー)が予備登録を行っている高松宮記念(G1、芝1200メートル、3月24日=中京)に参戦しないことがわかった。「サラブレッドデイリーニュース」電子版が28日、伝えている。

 アナフは昨年6月のロイヤルアスコット開催で行われたG1キングズスタンドSで3着の実績があり、10月のG3ベンゴーSで重賞初制覇を果たしたスプリンター。一昨年秋には韓国(ソウル)のコリアスプリントに遠征(7着)し、藤岡康騎手とコンビを組んだこともある。今年の1351スプリントは外枠からのスタートだったが、ロッサ・ライアン騎手とスタート直後にインへ潜り込み、直線は内ラチ沿いを強襲。ララクリスティーヌ(2着)、ウイングレイテスト(4着)、アグリ(6着)、バスラットレオン(10着)を退け、日本馬の同レース3連覇を阻んでいる。管理するミック・アップルビー調教師は「(1351ターフスプリントのレース後も)すべていいです。いい状態でレースができたし、いい結果でした。正直なところ、彼の低評価には驚いていました。(今後は)ドバイワールドカップデーに行くつもりです。日本からも招待を受けましたが、レースまでの時間が短いかもしれないし、輸送距離も長くなるので、行かないことを決断しました」とコメント。次走はドバイのアルクオーツスプリント(G1、芝直線1200メートル、3月30日=メイダン)に向かうことになる。

出典:日刊スポーツ