NZの2歳G1システマS、ヴェロシアスが押し切って圧倒的人気に応える

2024年03月10日 10:24

 現地9日、ニュージーランドのエラズリー競馬場で2歳G1システマステークス(芝1200m)が8頭により争われ、単勝1.6倍のヴェロシアスが逃げ馬と並ぶように先行すると、直線の残り200mから抜け出して快勝した(0.8馬身差)。

 勝ち馬を直後でマークした5番人気のアルカイックスマイルが、後方から追い込む2番人気キャプチャードバイラブとの2着争いを0.1馬身差で制している。

 ヴェロシアスはS.マーシュ調教師が管理するリトゥンタイクーン産駒の牝馬で重賞初制覇。昨年11月のデビューから2連勝し、年明けの1月にはG2エクリプスステークス(3着)で初黒星を喫するも、4戦目の前走はカラカミリオン2歳で巻き返していた。

 マーシュ師はトウキョウタイクーンの失格により繰り上がった昨年のウラノヴァに続き連覇。S.スプラット騎手は21世紀に入り初めてシステマSを制した女性騎手とNZ競馬公式の『loveracing.nz』が紹介している。