米国の代表的なトレーニングセール、OBS（オカラ・ブリーダーズ・セール）社のマーチ（3月）セールが12日から14日まで3日間の日程で行われた。

　3日間の最高額落札馬は新種牡馬ウィンウィンウィン産駒の牝馬で180万ドル（約2億7000万円）だった。母ユナニミティは未勝利馬だが、祖母の半弟にディスクリートキャットがいる良血。19年のケンタッキーダービーに出走（9着）し、20年のG1フォアゴーSを勝った父ウィンウィンウィンはサンデーサイレンス系ハットトリック産駒で、OBS社のカタログのウィンウィンウィンの紹介欄には「日本のチャンピオンマイラーの息子」と記されている。

　ノーザンファーム（名義は吉田勝己代表）は3頭を落札。最も高額だったのは、ノットディスタイム産駒（牡2、母ドスヴィノス）で、85万ドル（約1億2750万円）だった。ジャイアンツコーズウェイ産駒の父は種牡馬として、トラヴァーズS覇者エピセンター、昨年のエクリプス賞最優秀芝牡馬に輝いたアップトゥザマーク、ドバイゴールデンシャヒーンを制したシベリウスを出している。他に祖母がケンタッキーオークス馬サマリーという血統のテークチャージインディ産駒（牝2）を31万ドル（約4650万円）、クラウドコンピューティング産駒（牡2）を6万ドル（900万円）で落札している。

出典：日刊スポーツ