​米2歳王者フィアースネスが復権、フロリダダービーで圧巻の13馬身半差

2024年04月01日 11:55

 現地30日、米ガルフストリームパーク競馬場でケンタッキーダービー路線の重要な前哨戦となるG1フロリダダービー(3歳、ダート9ハロン)が行われ、2歳王者フィアースネスが13馬身半差の圧勝を見せた。

 ハナを奪ったフィアースネスはレース序盤から単騎逃げ。第3コーナー付近から後続が追い出すも持ったままのフィアースネスとの差は縮まらず、逆に第4コーナーでは大差の独走状態に。結局、鞍上のJ.ヴェラスケス騎手は直線入り口で軽く仕掛けただけで、最後は流しながら余裕の勝利を収めた。

 2着は伏兵カタリティック。KYダービー路線の隠し玉と目されていた1勝馬のコンクエストウォリアーは4着、2月のG3ホーリーブルステークス勝ち馬ハデスは5着までだった。

 T.プレッチャー厩舎のフィアースネスはシティオブライト産駒。昨年はG1ブリーダーズカップジュベナイルを制して米2歳王者に輝いたが、3歳初戦だった前走のホーリーブルSでまさかの3着。しかしKYダービーへの最終ステップとなるここでしっかり巻き返し、本番へ弾みを付けた。