ドバイゴールドCで首を骨折のエルダーエルダロフ、復帰は絶望的か

2024年04月05日 11:45

 現地3月30日のG2ドバイゴールドカップでゲート入りの際に頭をぶつけて出走取消となったエルダーエルダロフは、後の検査で首の骨折が判明。4月2日に手術を受けた。

 エルダーエルダロフはR.ヴェリアン厩舎に所属するドバウィ産駒の5歳馬。2022年にG1英セントレジャー、23年にはG1愛セントレジャーを勝つなど欧州長距離戦線で活躍していた。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、陣営のレーシングマネージャーを務めるC.ウォール氏は当初の危機的な状況からは「前進している」と語り、「それは小さな一歩であり、彼が歩むべき道のりは長いが、未来は48時間前よりも明るく見えている」と前向きに語った。

 その一方で同氏は、「エルダーエルダロフがレースに復帰することはないと言って間違いないだろう。今は彼が種牡馬になれるかどうか、どこかで幸せな余生を過ごせるかどうかの問題だ」と引退は不可避との見方を示している。