仏G3ジェベル賞、クラシック出走不可のセン馬ラザットが無傷4連勝

2024年04月11日 12:35

 現地9日、仏ドーヴィル競馬場でG3ジェベル賞(3歳牡馬・セン馬、芝1400m)が行われ、A.オラーニ騎乗のラザットが1番人気に応えた。

 好スタートを切ったラザットは直線コースで馬場の中央寄りの馬群を先導。残り400メートル付近でスパートすると、唯一食い下がってきたケランもゴール前で振り切り、2馬身半差の快勝を収めた。

 J.レニエ厩舎のラザットはインヴィンシブルスピリット系テリトリーズ産駒のセン馬。デビューから無傷の4連勝で重賞初制覇となった。母系は3代母スリーピータイムが英1000ギニー馬で、その兄弟には英G1サセックスステークス勝ち馬のアリロイヤルがいる。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、セン馬のためクラシック出走が不可能なことからレニエ調教師は次走の候補に6月の仏G3ポールドムーサック賞か英G3ジャージーステークスを挙げている。