ラマダンがG3フォンテーヌブロー賞を逃げ切り、次戦は仏2000ギニーが濃厚

2024年04月17日 12:21

 仏2000ギニー路線のG3フォンテーヌブロー賞(3歳牡・セン馬、芝1600m)が現地14日にパリロンシャン競馬場で行われ、A.ルメートル騎乗の1番人気ラマダンが最内枠から先頭に立つと、直線勝負に持ち込んで後続を振り切った。

 2歳G1ジャンリュックラガルデール賞の3着馬で2番人気のボーバティエが4番手追走から3/4馬身差の2着に続き、さらに3/4馬身差の3着には5番人気のグレーマンが3番手から流れ込んだ。

 ラマダンはC.ヘッド調教師が管理するルアーヴル産駒の牡馬で重賞初制覇。昨年9月にデビュー2戦目で勝ち上がり、次戦のG1クリテリウムドサンクルーでは4着に敗れたが、明け3歳初戦の前走でグレーマンを破りリステッドを勝っていた。

 英競馬メディア『racingpost.com』によると、ヘッド師は馬場状態が極端に悪く参考外としつつも、調教代わりに役立ったと内容を評価。ラマダンの次戦が仏2000ギニーになることを明言しつつ「仏ダービーにも登録してあるし、本物の種牡馬選定レースだから、その機会を逃すのは惜しい」と選択に含みを持たせている。