仏1000ギニーも伏兵たちが激走、12番人気のルーヒヤが接戦制す

2024年05月13日 13:31

 現地12日、仏パリロンシャン競馬場でG11000ギニー(3歳牝馬、芝1600m)が行われ、12番人気のルーヒヤが14番人気のカトマンズとの接戦を制す大波乱の決着となった。

 レースはカトマンズが逃げ、ルーヒヤは外目の枠からのスタートだったものの45番手の好位を確保。直線に入ると粘るカトマンズを巡ってルーヒヤら3頭が猛追し、最後はきわどくルーヒヤがアタマ差で差し切った。

 カトマンズからクビ差の3着はやはり伏兵のヴェスペリティリオ。さらに短クビ差の4着に2番人気のロマンチックスタイルが続き、1番人気に推されていたルイーズプロクターは見せ場なく13着に沈んだ。

 F.グラファール厩舎のルーヒヤはロペデヴェガ産駒でアガ・カーン殿下の所有馬。ここまでは重賞未経験の31勝と目立った実績はなかったが、クラシックの大舞台で下馬評を覆して見せた。