現地26日、愛カラ競馬場でG1愛1000ギニー（3歳牝馬、芝8ハロン）が行われ、D.タドホープ騎乗のフォールンエンジェルが1番人気に応えて快勝した。

　内枠から好スタートを切ったフォールンエンジェルは、さらに内のアザダと並ぶようにレースをけん引。残り2ハロンで追い出すと後続を寄せ付けず、2番手に上がってきた伏兵アライラックローラを2馬身3/4差で退けた。

　昨年の欧州2歳女王ながら一頓挫あって英1000ギニーを回避していたオペラシンガーは、さらに2馬身差の3着確保が精いっぱいだった。

　K.バーク厩舎のフォールンエンジェルはトゥーダーンホットの初年度産駒。2歳時に愛G1モイグレアスタッドステークスを勝っており、今年初戦だった前走の英1000ギニーは8着と崩れたものの、今回は完璧なレース内容できっちりと巻き返した。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、バーク調教師は次戦の選択肢としてマイルの英G1コロネーションステークスだけでなく、中距離の仏オークスに挑む可能性もあり得ると語っている。