英オークスはエゼリヤが快勝、秋には凱旋門賞に挑戦も

2024年06月01日 12:57

 現地31日、英エプソム競馬場でG1英オークス(3歳牝馬、芝12ハロン)が行われ、C.ヘイズ騎乗のエゼリヤが快勝した。

 レースは吉田勝己氏所有のメイキングドリームスが後続を離して逃げ、エゼリヤは後方馬群の中段に待機する展開に。直線入り口でメイキングドリームスがつかまると各馬は横一線に広がって追撃する。

 馬場の中央寄りに持ち出したエゼリヤはヘイズ騎手が他馬より仕掛けを遅らせてスパート。残り1ハロン手前で内から先に抜け出していたダンスシーケンスをとらえると、そのまま3馬身差をつけてクラシック制覇を果たした。

 ダンスシーケンスから1馬身半差の3着には最低人気のウォーチャイムスが入る大善戦。1番人気に推されていたイランイランは後方待機から末脚勝負に出たが伸び切れずに6着まで。メイキングドリームスは8着だった。

 D.ウェルド厩舎のエゼリヤはドバウィ産駒でアガ・カーン殿下の所有馬。愛G3サルサビルステークスに続く重賞連勝で、2歳時の初勝利から数えて3連勝でクラシックホースの栄光を手にした。

 英競馬メディア『At The Races』によると、ウェルド調教師は今後について「愛オークスにするか、秋のキャンペーンを待つつもり。そこには凱旋門賞も含まれるかもしれない」と話している。