惨敗続きのBCクラシック覇者ホワイトアバリオは転厩…前所属ジョセフ厩舎へ/有力馬情

2024年06月10日 17:55

 8日のG1メトロポリタンハンデキャップで5着に敗れた昨年のBCクラシック覇者ホワイトアバリオ(牡5)はリック・ダトローJr.厩舎から以前所属していたサフィー・ジョセフJr.厩舎に転厩することが決まった。10日、「デイリーレーシングフォーム」電子版が報じた。今後は7月6日にアケダクト競馬場で行われるG2ジョンネルドS(ダート1400メートル)を目標に調整される。

 ホワイトアバリオは21年9月にカルロス・ペレス厩舎からデビュー(1着)。2戦目からサフィー・ジョセフJr.厩舎に所属し、フロリダダービー(1着)、ケンタッキーダービー(16着)などを走っていた。昨年3月のクレーミングレースを勝利後、サフィー・ジョセフJr.調教師が管理馬の死亡事故で出走停止処分を受けたこともあり、ダトローJr.厩舎に転厩した経緯があった。

 「サラブレッドデイリーニュース」電子版は同馬を共同所有するマーク・コーネット氏のコメントを紹介。「土曜日の彼の走りにガッカリしました。どんな理由があろうと、レースで力を発揮できませんでした。(昨年の)ホイットニーSとBCクラシックで好調だったときは変化を与えるタイミングではなかったけど、今はそうすべきだと思います。サフィー(ジョセフ師)の手に彼を戻して、今の時点で違う方向に向かわせるタイミングだと思います」と今回の転厩の意図が明かされている。

出典:日刊スポーツ