【ロイヤルアスコット開催】「幸運です」40歳ムーアがデットーリ超えの現役最多83勝目

2024年06月21日 14:25

 “フランキー”を超えた-。英国のライアン・ムーア騎手(40)が20日、王室が主催する「ロイヤルアスコット」開催の現役最多勝ジョッキーになった。前日(19日)にオーギュストロダンで制したプリンスオブウェールズSがランフランコ・デットーリ騎手(53)に並ぶ81勝目。開催3日目は3RのG2リブルズデールSをポートフェアリーで制し、メインの4Rアスコットゴールドカップのキプリオスで数字を83勝まで伸ばした。デットーリ騎手は今シーズンから米国に拠点を移しており、今週はアスコット競馬場に訪れたものの、騎乗機会はなかった。

 名伯楽マイケル・スタウト厩舎で活躍し、現在はクールモアの主戦騎手として君臨するムーア騎手。レーシングポスト電子版によると、主戦騎手として起用するエイダン・オブライエン師は「フランキー(デットーリ)より13歳も若いのに、この年齢であれだけの成績をおさめたことは信じられない成功です」とコメント。ムーア騎手は「私はものすごく幸運です。長い間、素晴らしい人々のために騎乗してきました。勝つことができるのはみなさんのおかげです。私はとてもラッキーです」と語っている。過去の記録を含めると、現在のロイヤルアスコット開催で最多勝はレスター・ピゴットの116勝とされている。

出典:日刊スポーツ