仏ダービー4着のゴーストライター、良馬場を条件にエクリプスSでG1制覇へ

2024年06月26日 10:25

 昨年9月に2歳G2ロイヤルロッジステークスでデビュー3連勝を飾り、クラシック戦線で有力視されていたゴーストライター。同馬を管理するC.コックス調教師は馬場が悪化しない限りエクリプスステークス(現地7月6日)でのG1初制覇へ前のめりになっている。

 太陽がシーズン序盤の停滞からようやく姿を現し、夏場の馬場状態が定期的に登場するようになったことで、コックス師は仏ダービーの不向きな馬場コンディションによって留保されたゴーストライターの資質をテストすることに極めて前向きだ。ゴーストライターは仏ダービー(4着)の前に、好メンバーの英2000ギニーでも4着と高い資質を披露していた。

 ゴーストライターはエクリプスSで英ダービー馬シティオブトロイやタタソールズゴールドカップの覇者ホワイトバーチといった格上と対戦する可能性があるが、コックス師は馬場さえ良ければ好勝負できると望みを持っている。

 ゴーストライターが土曜日(22日)の調教で素晴らしい動きを見せたというコックス師は「2週後にサンダウン競馬場の馬場が柔らかくならない限り、現時点で我々は彼をエクリプスに向かわせたい」と明言。

「英2000ギニーのレベルは日に日に偽りのない物になり続けている。フランスの少々柔らかい馬場での彼のパフォーマンスは、1マイル1/4(10ハロン)のより速い馬場ならばと前向きな気分にさせるのさ」「厳しいレースになるだろうが楽しみにしているよ」とゴーストライターの本領発揮に自信をにじませている。