ファクトゥールシュヴァルはサセックスSへ、完敗のクイーンアンSでは落鉄も
2024年06月26日 11:55
ファクトゥールシュヴァルを管理するJ.レニエ調教師が6着に敗れたロイヤルアスコット開催のクイーンアンステークスを「悪夢」と振り返り、今後の狙いを昨年2着のサセックスステークスに定めた。米競馬メディア『thoroughbreddailynews.com』が報じている。
クイーンアンSの戦前、レニエ師はドバイターフ以来の実戦に臨むファクトゥールシュヴァルについて楽観的だった。しかし、ファクトゥールシュヴァルは1着のチャリンから約8馬身差の6着でゴールしている。
レニエ師は「残り3ハロンから自力で勝負しなければならなくなり、ビッグロックについていく作戦が機能しなかった」「彼は他馬を頼る必要があるのだが1頭になってしまった。ドバイターフを勝った時は馬群の中にいて、外からナミュールが来たら懸命にバトルし続けた。彼はファイターなんだ」と敗因を展開とした上で「落鉄もしていたんだ。レースのかなり早い段階だと思う。だから災難で悪夢だったよ」と、クイーンアンSを度外視したい意向。
そして「予定ではグッドウッド(サセックスS)に戻るつもりだ。昨年は非常に良かったからね。明らかに馬場が重かったし、彼にはもう少し軽くなった方がいいと思う」と話している。
また、同じ記事では10着に大敗したビッグロックも取り上げられている。M.グアルニエリ調教師は内外に大きく分かれたコース取りに敗因を求め、今後はドーヴィル開催を念頭に昨年2着のジャックルマロワ賞かG3が視野にあるとコメント。プリンスオブウェールズステークスで7着に完敗した僚友ブルーローズセンに関してはオーギュストロダンら牡馬に脱帽し、今後は牝馬限定戦に戻してジャンロマネ賞(8月18日)を目標にすると明かした。