古豪トゥルーシャン、グッドウッドCへ向けてリステッド快勝

2024年07月06日 10:00

 ロイヤルアスコットでのG1英ゴールドカップを回避した欧州長距離界の古豪トゥルーシャンが、現地5日に芝16ハロンのリステッドを2馬身差で快勝した。

 A.キング厩舎の8歳セン馬トゥルーシャンは昨秋の仏G1カドラン賞で3度目のG1制覇を果たすなど欧州長距離路線で長く活躍する実力馬だが、英ゴールドCは堅い馬場を嫌って出走回避を続けており、今年で4年連続の回避となった。

 英競馬メディア『At The Races』によるとキング調教師は今年の英G3サガロステークス4着、英G3ヘンリー2世ステークス3着という結果を悲観はしておらず、敗因に斤量差を挙げたうえで「彼の走りはまったく悪くない。調子を上げるために1回か2回は走る必要があっただろうが、アスコット以降は燻っていたので今日走らせることができてホッとした」と語った。

 大手ブックメーカー『パディパワー』はこの勝利を受けて今月末の英G1グッドウッドカップでのトゥルーシャンのオッズを26倍から15倍にカット。ただし出走するかどうかはやはり馬場と天候次第で、キング師は「数年前(2022年)のグッドウッドカップではキプリオスとストラディバリウスに次ぐ3着と、とてもいい走りをした。今回もそこへ向けてトレーニングし、どうなるか見てみよう」と話している。