米G1ベルモントダービー、トリカリがホワイトパルミノとの瞬発力勝負を制す

2024年07月07日 13:24

 米G1ベルモントダービー(3歳、芝9.5ハロン)が現地6日にアケダクト競馬場で行われ、2番手追走のトリカリが3番人気で並ぶホワイトパルミノとの上がり勝負をアタマ差で制した。

 わずか5頭立てのレースはスタート直後からスローペースで進み、トリカリは逃げるホワイトパルミノの1馬身後ろで中間点を通過。第3コーナーから徐々にピッチが上がるのに合わせて進出すると、直線を一杯に使った瞬発力勝負に競り勝った。

 英国から遠征した1番人気のレジェンドオブタイムはホワイトパルミノの背後で3番手を追走も、直線でスペースがなくさらに1馬身1/4差の3着に敗れた。

 トリカリはG.モーション調教師が管理するオスカーパフォーマンス(父キトゥンズジョイ)産駒の牡馬で、同馬の母ダイナミックホリデーもモーション師の管理で2011年のG3ヒアカムズザブライドステークスを勝っている。トリカリ自身は5月4日のG2アメリカンターフステークスに続く2度目の重賞制覇とした。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、1着のトリカリと3着のレジェンドオブタイム陣営は8月3日のG1サラトガダービーに意欲を見せている。