​仏G1ジャンプラ賞で波乱、ブービー人気プシュキンが大金星

2024年07月08日 11:05

 現地7日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャンプラ賞(3歳牡馬・牝馬、芝1400m)が行われ、ブービー人気(39倍)のプシュキンが大金星を挙げた。

 レースは1番人気に推されていたフランケルの半弟キックリ(4.1倍)と同じジャドモント所有の最低人気馬ザンディが逃げ、2番手でプシュキンが追走。2頭が後続を離す展開となり、キックリは集団でやや行きたがるそぶりを見せる。

 残り400メートル手前でプシュキンが先頭に立つと、仏1000ギニー2着馬カトマンズやキックリが迫ってくるも思ったほど伸びず。代わって上がってきたハヴァナシガーとボーバティエの鍔迫り合いを尻目に、プシュキンがそのままゴールに飛び込んだ。

 2馬身半差の2着は3番人気のハヴァナシガー(6.5倍)で、JC.ルジェ厩舎のワンツーフィニッシュに。さらにハナ差の3着に4番人気(8.1倍)のボーバティエが続き、カトマンズは5着、キックリは6着。2番人気のロマンチックスタイル(5.1倍)は見せ場なく最下位の12着に沈んだ。

 プシュキンはスタースパングルドバナー産駒。5月のG1仏2000ギニーは9着で、前走の仏G3ポールドムーサック賞も4着どまりだったが、良血馬やクラシック好走馬が揃うここでの重賞初勝利がG1初制覇となった。