米G2グレートレディMS、スウィートアステカがトラックレコードで圧勝

2024年07月11日 15:38

 現地6日、米ロスアラミトス競馬場でG2グレートレディMステークス(3歳以上牝馬、ダート6.5ハロン)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたスウィートアステカが8年ぶりにトラックレコードを更新する圧勝を見せた。

 スウィートアステカは逃げたダディズルビー(昨年末にG1ラブレアS制覇)から少し離れた2番手を追走。徐々に差を詰めて第4コーナーでは外から馬なりで並びかけると、粘るダディズルビーを直線半ばでかわして先頭へ。その後は流したままゴールし、5馬身差の圧勝を飾った。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると勝ちタイムの1分14秒33は、2016年のこのレースでファイネストシティがマークしたトラックレコードを更新。M.マッカーシー調教師は「(5月のG1)ダービーシティディスタフに行くつもりだったが、馬房で暴れて膝を痛めてしまった」「それでプランBに変更する必要があり、ここが私たちのプランに合致したというわけだ。ロスアラミトスで勝つのはいつだって嬉しい」と話している。

 スウィートアステカはシャープアステカ産駒の4歳馬。3月のビホルダーマイルステークスでG1初制覇を果たしており、今回の勝利で通算5戦4勝としている。