ドバイ帰りのナカトミ、米G1アルフレッドG.ヴァンダービルトHで待望の重賞初制覇

2024年07月28日 14:39

 米G1アルフレッドG.ヴァンダービルトハンデキャップ(3歳以上、ダート6ハロン)が現地27日にサラトガ競馬場で行われ、2番手追走のナカトミ(4番人気)が逃げ粘る1番人気スケリーを余力十分に差し切って快勝した(1馬身1/2差)。

 出走6頭が五分の発馬を決め、スケリーが大外枠から徐々にスピードを上げてハナへ。ナカトミは最内枠を利して2番手を確保し、第3コーナーではスケリーから3馬身ほど離れる。逃げるスケリーは最終コーナーで鞍上が後ろを確認するなど余裕をうかがわせたが、ステッキを受けて追撃するナカトミが直線に入ると力強く末脚を伸ばし、最後の100ヤードでスケリーを差し切った。

 さらに3/4馬身差の3着に3番手追走の6番人気ツイステッドライドが粘り込み、条件戦3連勝から2番人気に推されたサブロゲイトは最下位の6着に沈んだ。

 ナカトミはW.ウォード調教師が管理するストームキャット系ファイアリングライン産駒の5歳セン馬で、これが待望の重賞初制覇。昨年のブリーダーズカップスプリント、今年3月のドバイゴールデンシャヒーンとG1での3着が2回あり、今回はドバイからの帰国初戦だった。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、ウォード師は今後のナカトミをG2フェニックスステークス(10月4日)からBCスプリントへ向かわせる意向。