凱旋門賞へ始動!シンエンペラーが欧州遠征に向け来週帰厩「じっくりやっていきます」矢作芳人師

2024年07月28日 17:09

 ダービー3着のシンエンペラー(牡3、矢作)が欧州遠征に向けて来週中に栗東トレセンへ帰厩することが決まった。

 管理する矢作芳人調教師(63)が27日に明らかにした。「疲れがあってなかなか(調子が)上がってこなかったけど、ようやく上がってきました。厩舎でじっくりとやっていきます」と説明した。

 予定通り8月19日に検疫へ入り、同26日に関西空港発の航空機で出国する。独フランクフルト到着後は陸路で仏シャンティイへ向かい、現地で開業する清水裕夫厩舎へ入る。9月14日の愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、レパーズタウン)をステップに、10月6日の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)へと駒を進める。

 シンエンペラーは20年の凱旋門賞馬ソットサスの全弟にあたり、22年夏のドーヴィルのセールで藤田晋オーナーが210万ユーロで落札した。日仏を股にかけた兄弟制覇の偉業もかかる。

出典:日刊スポーツ