【ベルリン大賞】近年はデインドリームなどのちの凱旋門賞馬が勝利…アルリファーは1番枠
2024年08月10日 14:47
ドイツ競馬の夏のビッグレース、ベルリン大賞(G1、芝2400メートル)が11日にホッペガルデン競馬場で行われる。今年は遠征馬2頭と地元ドイツ馬5頭の7頭立てとなっている。
エクリプスS2着から挑むアイルランド調教馬、アルリファー(牡4、J・オブライエン、父ウートンバセット)はディラン・マクモナグル騎手とのコンビで1番枠からスタートする。前走は英国のエクリプスSで英ダービー馬シティオブトロイの2着。実績的にここは最上位の存在だ。
もう1頭の遠征馬は英国から遠征するゴドルフィンのキングオブコンクエスト(セン5、C・アップルビー、父ロペデヴェガ)。重賞未勝利馬だが、リステッドを連勝中の勢いがある。
地元ドイツ勢はメンバー唯一の3歳馬、ナラティヴォ(牡3、P・シールゲン、父アドラーフルーク)が主役候補。前走ドイツダービーは14着に敗れているものの、その前哨戦のG2ウニオンレネンを快勝している。ムルザバエフ騎手とのコンビで6番枠。
その他は昨年の独ダービー2着馬で凱旋門賞にも出走(15着)したミスターハリウッド、一昨年にバイエルン大賞を制し、ジャパンに参戦(9着)したテュネス、重賞6勝の実績がある6歳馬ベストオブリップス、重賞未勝利で実績の劣るリップスプリンスが出走予定となっている。
近年のベルリン大賞は11年に勝ったデインドリームが同年の凱旋門賞を勝利。20年に勝ったトルカータータッソが翌21年、21年に勝ったアルピニスタが翌22年に凱旋門賞を勝っている。
アルリファーは陣営が最大目標に掲げるフランスの凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)へ向けた大手ブックメーカーの単勝前売りオッズが現在、21~26倍。このレースでその評価を高めることができるのか注目したい。