武豊騎手が今秋の凱旋門賞へ「ビッグオファーだと思います」キーファーズ共有アルリファー

2024年08月11日 18:56

 武豊騎手(55=フリー)が今秋フランスで行われる凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)に騎乗することを11日、明らかにした。

 コンビを組むのは前走英国のG1エクリプスSで2着に入ったアルリファー(牡4)で、アイルランドのジョセフ・オブライエン調教師(エイダンの長男)の管理馬。同馬はキーファーズ代表の松島正昭氏がオーナーのアルリファーシンジケートと共同所有することになったため、凱旋門賞での騎乗が実現することになった。同馬は11日の日本時間午後10時43分に発走するドイツのベルリン大賞(G1、芝2400メートル、ホッペガルデン)にエントリーしている(鞍上はD・マクモナグル)。

 武豊騎手は「(7月)セレクトセールの時にクールモアとキーファーズの方からお話を聞いていました。もともと何%か持たれていたみたいだけど、(松島正昭代表から)『もし共同所有することになったら乗ってくれるか』と軽いオファーがありました。先週改めてお話をいただき、順調なら凱旋門賞に使いたいと聞いています。ビッグオファーだと思いますし、うれしいですね。トライアルレースも使う形になれば乗って欲しいと言われています」と明かした。

 凱旋門賞の騎乗が実現すれば、22年ドウデュース(19着)以来、2年ぶり11度目となる。JRA歴代最多勝を更新し続けるなど数々の新記録を打ち立ててきたレジェンドがいまだ成し遂げていないのが自身も「夢」と語る凱旋門賞制覇だ。今年は欧州の有力馬とのコンビでドリームレースへ挑戦する。【井上力心】

出典:日刊スポーツ