​ドバイターフ覇者ファクトゥールシュヴァル、ダートのBCクラシック挑戦へ

2024年08月12日 11:35

 今年3月にG1ドバイターフを勝つなど主に芝のマイル路線で活躍してきたファクトゥールシュヴァルが、秋のブリーダーズカップ開催ではダート10ハロンのG1ブリーダーズカップクラシックを目指すことが分かった。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

 リブチェスター産駒の5歳セン馬ファクトゥールシュヴァルは、ここまでの16戦のうち14戦、6勝のうち5勝がマイルのレース。ただしドバイターフでは芝1800メートルを克服してG1初制覇を果たした。

 同馬を共同所有するチームヴァラーインターナショナルのB.アーウィン氏は「ドバイターフの前にダートで調教した時、非常によく動き、速く、スムーズだった」「この馬を見た時から、私たちはダートを走らせたいと思っていた。実際、(ドバイターフを)楽勝した時にジェローム・レニエ(調教師)は冗談交じりに、ターフではなくドバイワールドカップ(ダート2000m)を走らせるべきだと言っていた」とコメント。

 さらに「この馬に有利な馬場、つまりあまり速くない馬場になれば(9月の仏マイルG1)ムーランドロンシャン賞に出す。馬場が不利ならばBCクラシックまで出走しない。彼は休み明けでも好成績を残せることを証明している」と続けている。