松島氏が共同所有のアルリファーが独G1ベルリン大賞を圧勝、凱旋門賞に弾み
2024年08月12日 12:45
現地11日、独ホッペガルテン競馬場でG1ベルリン大賞(芝2400m)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたアルリファーが5馬身差で圧勝した。
レースはテュネスが逃げ、最内枠から出たアルリファーはそのままラチ沿いで3番手の好位を確保。そのまま最後の直線に入ったところでスパートしたアルリファーは残り300メートル付近でテュネスをかわして先頭へ。2番手に上がってきたナラティヴォも寄せ付けずにゴールへ飛び込んだ。
J.オブライエン厩舎のアルリファーはウートンバセット産駒の4歳馬。2歳時に愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークスを勝って以降は前走の英G1エクリプスステークス2着など好走止まりで勝ち星がなかったが、約23カ月ぶりの勝利が2度目のG1制覇となった。
同馬はこのレースからキーファーズ代表の松島正昭氏が共同所有。オブライエン調教師は地元紙『Wettstar』に対し、「今シーズンのアルリファーはフランス、アメリカ、イギリス、そして今回のドイツで走るという、かなり忙しいシーズンを過ごしてきた」「だから少し休んでから、凱旋門賞に向けて準備することになると思う」と話している。
なお大手ブックメーカー『パディパワー』は、今回の勝利を受けて凱旋門賞でのアルリファーのオッズを21倍から15倍に引き下げている。