オイシン・マーフィーが爆走!3年ぶりの英リーディングジョッキーへ2位ライアンと36勝差

2024年08月12日 14:35

 英国のオイシン・マーフィー騎手(28、アイルランド)が止まらない-。

 英国の騎手リーディングは例年、2000ギニー当日(今年は5月4日)から英チャンピオンS当日(同10月19日)までの期間で競われるが、同騎手は10日のニューマーケット競馬場で4勝を挙げ、早くも101勝に到達(1月1日からの通算では147勝目)。2位のロッサ・ライアン騎手に36勝差をつけ、19、20、21年以来、3年ぶり4度目のリーディングジョッキータイトルへ爆走している。

 ジャパンCのスワーヴリチャードやナッソーSのディアドラ、BCディスタフのマルシュロレーヌなど勝負強い騎乗で、日本の競馬ファンにもおなじみの若き名手。レーシングポスト電子版はマーフィー騎手のコメントを紹介しており、同騎手は「たくさんのサポートをしてもらっています。英国のどのジョッキーよりも多く騎乗している自覚がありますし、私のエージェント(騎乗依頼仲介者)はいい馬を選び、素晴らしい仕事をしてくれています。レースに没頭すると、本当に時間が経つのがあっという間で、ギニー(英2000ギニー)の行われた週末がほんの数週間前のようですね。ただ、ハイクラスの競馬が本当にたくさんあります。毎日騎乗するのは大変な仕事ですが、この調子をキープし続けることが大事で、できるだけいい結果で終えたいです」と意欲を語っている。

 英国リーディングジョッキーのタイトルは22、23年と2年連続でウィリアム・ビュイック騎手が獲得してきたが、今年はマーフィー騎手のタイトル奪回が濃厚。2位のロッサ・ライアンが65勝、3位のトム・マーカンドが62勝、4位のウィリアム・ビュイックが59勝、5位のビリー・ロクナンが54勝のため、逆転はほぼ不可能な状況と見られている。ブックメーカーはマーフィー騎手のリーディングジョッキー獲得に1・02倍のオッズをつけている。

出典:日刊スポーツ