​米G2ビヴァリーD.ステークス、モイラが宿敵フェヴローバーを撃破

2024年08月15日 14:16

 現地11日、米コロニアルダウンズ競馬場で今年からG2に格下げとなったビヴァリーD.ステークス(3歳以上牝馬、芝9.5ハロン)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたモイラが宿敵フェヴローバーとの接戦を制した。

 フェヴローバーが好スタートでハナを奪ったのに対し、大外枠のモイラはややロスのある発馬から盛り返して3番手を確保。ペースの上がり始めた第3コーナーからモイラがフェヴローバーに並びかけ、直線では粘りに粘るフェヴローバーをゴール寸前で差し切り、連覇がかかっていたフェヴローバーにアタマ差の勝利を収めた。

 K.アタード厩舎のモイラはカナダで生まれたゴーストザッパー産駒の5歳馬。2022年のカナダ年度代表馬で、フェヴローバーとは過去に何度も対戦。昨年10月のカナダG1のE.P.テイラーステークスでは優勝フェヴローバーに対し、モイラは3着だったが、11月の米G1ブリーダーズカップフィリー&アターフでは先着(自身は3着、フェヴローバーは11着)。今回はしっかり勝ち切って2度目の重賞勝ちとなった。