​仏2歳G1モルニー賞、ホイッスルジャケットが逃げ切り 秋はBC挑戦も

2024年08月19日 13:11

 現地18日、仏ドーヴィル競馬場でG1モルニー賞(2歳牡馬・牝馬、芝1200m)が行われ、R.ムーア騎乗のホイッスルジャケットが鮮やかに逃げ切った。

 直線コースのラチ沿いでハナを切ったホイッスルジャケットは勝負どころで追い出してからも力強く伸び、馬場の中央寄りで追いすがるラシャバーを3/4馬身差で振り切った。

 A.オブライエン厩舎のホイッスルジャケットはノーネイネヴァー産駒。2走前の英G2ジュライステークスで重賞初勝利を手にし、前走の愛G1フェニックスステークスは2着だったものの、連闘で臨んだここでG1初制覇を果たして11月の米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリントの優先出走権を手にした。

 英競馬メディア『racingpost.com』によると、オブライエン調教師は連闘はオーナーの決断だったと語り、「連闘は非常に困難で、それができる馬はほとんどいない。いるとしたら、それは彼だと思った」とコメント。今後については「次は(英G1の)ミドルパークステークス、その次はブリーダーズカップになると思う」と話している。