カナダ版ダービーのキングズプレート、牝馬のケイトリンハーグレートネスが制す
2024年08月24日 13:39
現地23日、カナダ版ダービーにあたるキングズプレート(カナダ産3歳馬限定、オールウェザー10ハロン)がウッドバイン競馬場で行われ、R.ヘルナンデス騎乗の紅一点ケイトリンハーグレートネスが圧倒的な1番人気に推されていたマイボーイプリンスを下して戴冠した。
レースはマイボーイプリンスが逃げ馬から差のない2番手の絶好位につけ、ケイトリンハーグレートネスはその後ろの3列目の一角で先行する形に。第3コーナーでマイボーイプリンスが楽な手応えで先頭に立つと、ケイトリンハーグレートネスも追い出しながら2番手に浮上して前を追う。
直線では押し切りを狙うマイボーイプリンスの外から伸びるケイトリンハーグレートネスの方が脚色がよく、ゴール前で差し切るとそのまま3/4馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。福元大輔騎乗のノーモアオプションズは8着だった。
ケイトリンハーグレートネスはオマハビーチ産駒の牝馬。米国のT.プレッチャー厩舎でデビュー後、この夏にK.アタード厩舎へ転厩して芝のアローワンスで2勝目を挙げ、前走のウッドバインオークスでは僅差の2着。ここは追加登録料を払っての参戦だったが、見事な勝利でキングズプレートを制した史上39頭目の牝馬となった。