​米G1バレリーナH、ソサイエティが狙いどおりのローテで快勝

2024年08月26日 10:50

 現地24日、米サラトガ競馬場でG1バレリーナハンデキャップ(3歳以上牝馬、ダート7ハロン)が行われ、T.ガファリオン騎乗の3番人気ソサイエティが快勝した。

 ソサイエティは逃げ馬から差のない2番手の好位を確保し、3列目に2番人気のスキュラと1番人気のヴァウヴァが付ける展開。第4コーナーでソサイエティが先頭に立つと、人気両頭もこれを追ってペースを上げる。

 直線に入るとソサイエティの脚色が一番よく、内から追い上げたヴァウヴァがまず脱落。最後は2番手に浮上したスキュラに3馬身1/4差をつけてソサイエティが勝利した。ヴァウヴァはさらに1馬身差の3着だった。

 S.アスムッセン厩舎のソサイエティはガンランナー産駒の5歳馬。3歳時にG1コティリオンステークス勝ちがあり、昨秋のG1ブリーダーズカップフィリー&メアスプリントは4着。今年は6月のG3シカゴステークス(3着)から始動し、約2年ぶり2度目のG1制覇となった。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、アスムッセン調教師は「BCを3レース目にしたかったので、この3つを念頭にスケジュールを組んだ」とコメント。この勝利で優先出走権を獲得したBCフィリー&メアスプリントに直行する意向を示している。