現地24日、米サラトガ競馬場でG1アレンジャーケンスステークス（3歳、ダート7ハロン）が行われ、F.プラ騎乗のドメスティックプロダクトが接戦を制した。

　スタートが今ひとつだったドメスティックプロダクトは後方2番手からと苦しい位置取りに。しかし早めに内側から馬群をさばいて第3コーナーまでに5番手まで盛り返すと、第4コーナーでは大外に持ち出してスパートする。

　直線では先に抜け出していた1番人気のプリンスオブモナコに馬体を併せに行き、叩き合いに持ち込んだ末にクビ差の勝利をもぎ取った。3着はさらに1馬身差でG1ウッディースティーブンスステークス勝ち馬のブックンダンノだった。

　C.ブラウン厩舎のドメスティックプロダクトはプラクティカルジョーク産駒。春はクラシック路線で8.5ハロンのG3タンパベイダービーを勝ったが、10ハロンのG1ケンタッキーダービーでは13着と完敗。以降は距離を短縮し、前走のG3ドワイヤーステークスからの重賞2連勝でG1初制覇を果たした。