G1での2勝を含めて3連勝中の5歳牝馬アデアマナーが、現地31日に米デルマー競馬場で行われるG1パシフィッククラシック（ダート10ハロン）で牡馬に挑戦することが決まった。

　B.バファート厩舎のアデアマナーはアンクルモー産駒。4歳だった昨年は8月のG1クレメントL.ハーシュステークスを含む5連勝でG1ブリーダーズカップディスタフに挑むも7着だった。今年は3月のG1ビホルダーマイル2着から始動し、4月のG1アップルブロッサムハンデキャップを制覇。さらにG2サンタマルガリーターステークス1着を挟んで、クレメントL.ハーシュSを連覇した。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、バファート調教師はアデアマナーのパシフィッククラシック参戦は「計画にはなかった」としつつも、前走の勝ちっぷりがよかったことから昨年と同じクレメントL.ハーシュSからG2ゼニヤッタステークスを経てBCディスタフというローテーションの変更を決めたという。

　なおパシフィッククラシックの枠順はすでに発表済みで、紅一点のアデアマナーは9頭立ての7番枠に。前売りではG2サンディエゴハンデキャップ勝ちの上がり馬ドクターヴェンクマン（3.5倍）を抑えて1番人気（2.8倍）に推されている。