騎手引退のミシェル・ペイン調教師、兄・パトリック師との厩舎運営を正式発表

2024年09月05日 14:16

 女性騎手として初めてメルボルンカップを制し、昨シーズン限りでステッキを置いたミシェル・ペイン調教師が、兄のパトリック・ペイン調教師と共同で厩舎運営に当たっていくことを正式に発表した。

 豪競馬メディアの『racing.com』によると、ミシェル師はかねてより兄とのパートナーシップについて言及しており、これまでもパトリック師の管理馬を国内各所に連れていくなど精力的に活動してきた。

 ミシェル師は「エキサイティングね。少しだけ変わるけど、この6カ月か8カ月はお互いに自分たちの方法を感じ合ってきた」「仲良くやっているし、新しい事業にとても興奮している。パーティーにカードを持ち寄る風にね」「彼は牧場などの裏方業務を好むの」「自分のチームに決断力があり、同じようにハードワークする人物がいることを解っているわ」と自身が加わることによる相乗効果を強調。

 引き続きバララットとプランプトンの二拠点で厩舎運営に当たるという兄のパトリック師も「より良くできるからというだけさ。我々には長所も短所もある」「私は裏方業が好きだけど、ミシェルは飛び回るのが好きなんだ。アイデアもあるしね」と妹の言葉を裏づけている。

 なお、ペイン家にはアンドリュー調教師もおり、二人に合流するとの噂があるものの、パトリック師は「アンドリューは自分でやっていくそうだ。でも、気が変われば改めて検討もできるさ」と話している。