デルマー競馬場の夏季開催は最終週!フル参戦の木村和士騎手は土日の2歳G1に騎乗へ

2024年09月06日 16:52

 米西海岸、デルマー競馬場の夏季開催は7月20日にスタートし、今週末の9月8日(日曜)に最終日を迎える。

 カナダで3年連続リーディングジョッキーに輝き、今夏は初めてデルマーを拠点にしている日本人の木村和士騎手(24)は開催にフル参戦中。先週(2日終了時点)までに獲得賞金、勝利数(14勝)でいずれも開催リーディング6位の成績を残している。現地のトップジョッキーたちの壁は厚いものの、そのなかで今開催で3番目に多い148鞍に騎乗し、米西海岸で自らのポジションを確立しつつある。大詰めとなる5~8日の4日間連続開催も多数の騎乗依頼が入っており、7日、8日に2日連続で行われる「2歳G1」にも騎乗予定となっている。

 7日の牝馬限定G1、デルマーデビュタントS(ダート1400メートル)はテンマ(牝2、B・バファート、父ナイキスト)とのコンビ。主催者想定の前売りオッズ(モーニングライン)は7頭立てで、単勝5倍の3番人気となっている。デルマーデビュタントSは過去の勝ち馬の多くが繁殖牝馬として来日し、日本のホースマンからも高く評価されているレースだ。

 最終日のG1デルマーフューチュリティ(ダート1400メートル)はマッキンジーストリート(牡2、T・ヤクティーン、父マッキンジー)とのコンビ。同馬は新種牡馬マッキンジーの初年度産駒で、デビュー戦を3馬身半差で快勝し、注目を集めた。デルマーフューチュリティSは過去にシルバーチャーム、アメリカンファラオ、ナイキストなどが勝利。ここを勝てば、米国の2歳王者を決める11月1日のBCジュベナイル(デルマー)の有力馬になり、来年の米3冠競走も見えてくる。

 11月のブリーダーズカップ開催には日本馬も多く参戦予定となっているデルマー競馬場。最終週の木村和士騎手の活躍に期待したい。

出典:日刊スポーツ