「すべての先輩騎手がお手本」香港競馬の新たな女性騎手ブリトニー・ウォンの心構えは…

2024年09月09日 14:20

 香港競馬の24~25年シーズンが8日、シャティン競馬場で開幕した。18年に引退したケイ・チョン騎手以来6年ぶりに誕生した地元香港出身の女性騎手として注目を集めているブリトニー・ウォン騎手(25)の香港初騎乗は3着だった。同騎手はシーズン開幕前に行われた会見で抱負や騎手としての心構え、騎手を目指した理由などを語っている。

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「私にとって非常に大きなチャンスなので、言葉では言い表せないほど興奮しています。このチャンスを得るために一生懸命努力してきたので、クラブが今このチャンスを与えてくれたことをとてもうれしく思っています」

「一生懸命に努力すれば香港でも成功できます。香港は世界レベルのレースが繰り広げられる厳しい場所で、トップクラスの騎手もたくさんいます。彼らと競うのは大変ですが、ベストを尽くします」

「香港での騎乗は私にとって本当に大きなステップアップです。各レースで自分の馬にできる限りのチャンスを与えるようベストを尽くします」

「すべての先輩の騎手がロールモデル(お手本)だと思っています。なぜなら、彼らはそれぞれ異なる騎乗スタイルと異なる長所を持っているからです。オーストラリアでジェイミー・カー(メルボルン地区でリーディングも獲得した女性のトップジョッキー)と一緒に騎乗する機会があり、ジェイミーがレースでどれほど集中しているかを見て学びました」

「ザック(パートン騎手)が(香港ジョッキークラブの)騎手学校に来て、自分の考えを話してくれました。彼の準備やすべてが非常に徹底していて、すべてを網羅しています。それは学ぶべき大きなことだと思います」

「(シャティン競馬場は大観衆だが)レースで騎乗しているときは、観客は気にせず、レース中はベストを尽くすことだけに集中しています」

「私はいつもスポーツをするのが好きで、チャンスがあれば常に新しいスポーツを学ぼうとしてきました。そして、(騎手学校に入学する)8年前にこのチャンスが目の前に現れ、スポーツと動物を組み合わせた私にとって理想的な仕事だと思ったので、挑戦してみることにしました」

出典:日刊スポーツ