​愛G1モイグレアスタッドS、レイクヴィクトリアがデビュー3連勝

2024年09月17日 10:55

 現地15日、愛カラ競馬場でG1モイグレアスタッドステークス(2歳牝馬、芝7ハロン)が行われ、A.オブライエン厩舎の本命馬ベッドタイムストーリーではなく、同厩のレイクヴィクトリアが快勝した。

 レースはベッドタイムストーリーがハナを切り、スタートが今ひとつだったレイクヴィクトリアは5頭立ての最後方からに。軽快に逃げていたベッドタイムストーリーが残り2ハロンで仕掛けて押し切るかと思われたが案外と伸びず、ラスト半ハロンで残り4頭に一気に飲み込まれる。

 最後は大外からレイクヴィクトリアが突き抜け、2着のシマーリングに1馬身1/4差をつけて決着。ベッドタイムストーリーはまさかの最下位に沈み、デビュー5戦目で初黒星を喫した。

 フランケル産駒のレイクヴィクトリアは前走の英G3スイートソレラステークスに続く重賞2勝目で、デビューから無傷の3連勝。ショーケーシング産駒の母クワイエットリフレクションは英G1スプリントカップ制覇など短距離路線で活躍した名牝だった。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、オブライエン調教師は「彼女はスピードがあり、フランケル産駒だがスプリンターのようだ」とコメント。次走の候補には今月末の英G1チェヴァリーパークステークスを挙げている。一方、ベッドタイムストーリーについてはスタートでゲートにぶつかり、冷静さを欠いたことが敗因と語った。