​長距離王キプリオスが愛セントレジャー快勝、凱旋門賞への挑戦浮上

2024年09月17日 13:10

 現地15日、愛カラ競馬場でG1愛セントレジャー(芝14ハロン)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたキプリオスが快勝した。

 キプリオスは逃げ馬から2馬身ほど離れた2番手でレースを進め、残り5ハロン付近では先頭にほぼ並ぶポジションまで浮上。残り3ハロンを切った直線入り口で先頭に立った後もしっかりと伸び、2番手に上がってきたヴォーバンに2馬身1/4差をつけてゴールした。

 A.オブライエン厩舎のキプリオスはガリレオ産駒の6歳馬。4歳時に英ゴールドカップなど欧州G1を4連勝して長距離王に君臨し、昨年こそ故障の影響で秋に2戦していずれも2着だったものの、完全復活した今年は英ゴールドカップ、グッドウッドカップ、そして今回を含めてG1での3連勝を含む無傷の5連勝となった。

 英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン調教師は関係者がキプリオスの仏G1凱旋門賞への挑戦を検討していることを明らかにしたとのこと。大手ブックメーカー『パディパワー』は、凱旋門賞でのオッズを51倍から26倍までカットしている。