グリーンインパクトが母テピンの超良血馬に連勝、愛2歳G2チャンピオンズJSを制す

2024年09月18日 10:30

 クラシックの登竜門として知られる愛2歳G2チャンピオンズジュベナイルステークス(芝8ハロン)が現地14日にレパーズタウン競馬場で行われ、2番人気のグリーンインパクトが2番手追走から直線で抜け出すと、食い下がる父ドバウィ、母テピンの超良血馬ドラクロワ(1番人気)を振り切った(1/2馬身差)。

 わずか4頭立ての一戦は逃げる3番人気バーナードショーにグリーンインパクト、背後のドラクロワ、さらにもう1頭が5馬身圏内の隊列。グリーンインパクトが残り1ハロンでバーナードショーを捕らえる一方、ドラクロワの追撃を封じた。さらに3/4馬身差の3着にバーナードショーが続いている。

 グリーンインパクトはJ.ハリントン調教師が管理するウートンバセット産駒の牡馬で、キンロスなどを所有するM.チャン氏による初の自家生産馬。6月29日のデビュー戦は2着に敗れるも、7月25日の2戦目から今回と同じレパーズタウン競馬場の8ハロンでA.オブライエン厩舎のドラクロワに連勝し、これで通算3戦2勝とした。

 ハリントン師は地元競馬メディアの『irishracing.com』などに対し、グリーンインパクトをのんびりとした性格の大きな馬で、これから成長していくタイプと評価。「まず(2000)ギニーに行って、それから様子を見るとなるかは分からない」「ダービーを勝ちたいの。彼はガリレオの肌だから1マイル半(12ハロン)をもたない訳がないわ」と、意中に2000ギニー戦線よりもダービーがあることを明かしている。