【凱旋門賞】ABEMA解説の福永師、シンエンペラー敗因分析「ここまでタフな状況になると…」

2024年10月07日 14:55

<凱旋門賞>◇6日=仏パリロンシャン◇G1◇芝2400メートル◇3歳上牡・牝◇出走16頭◇1着賞金285万7000ユーロ(約4億5700万円)

 新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が6日、凱旋門賞を生中継した。ゲスト解説はJRA福永祐一調教師(47)と川田将雅騎手(38)が務めた。

 福永師は、12着に敗れたシンエンペラー(牡3、矢作)について「思っていた以上に馬場が悪いなと思いましたね。その中で、なかなかシンエンペラーにとっては、ここまでタフな馬場は初めてだったでしょうし、ちょっとタフな厳しいレースになりましたね」と分析。重馬場での走りについては「馬場適性って走らせてみないと分からない部分がありますから。一概にヨーロッパの馬場と言っても、馬場状態によって全く違ってきたりもしますので、アイルランドで見せた馬場適性の高さはあったにしても、ここまでタフな状況になると、本来の力が発揮できるような馬場ではなかったのでは」と語った。

 武豊騎手騎乗で11着に終わったアルリファー(牡4、J・オブライエン)については「シンエンペラーを見る形で進んでましたけど、終始前に壁を置けない形で行ってましたから、ちょっとそのへんで微妙に体力ロスしていた部分もあったんじゃないかなと思いますね」とみていた。

 勝ったブルーストッキング(牝4、R・ベケット)については「ヴェルメイユ賞を勝って、馬場も母の父がダンシリで重くなってより良さが出る血統だったと思いますし、枠も内枠(3番ゲート)で良かったと思います」と、血統面を踏まえて勝因を語っていた。

出典:日刊スポーツ