現地13日、香港シャティン競馬場でG2シャティントロフィー（芝1600m）が行われ、C.ホー騎乗のギャラクシーパッチ（約58.5キロ）が圧倒的な1番人気に応えた。

　スタートが今ひとつだったギャラクシーパッチは後方からのレースに。第4コーナーにかけて中段のヴォイッジバブルと共に外から上がっていくと、直線でも息の長い末脚で差を詰めて残り100メートル付近で先頭に立ち、僅差の2着争いを尻目に1馬身半差の勝利を収めた。

　ヴォイッジバブルはトップハンデ（約61キロ）が響いたか直線で伸びあぐねたものの2着は確保。さらにハナ差の3着は先行して粘った最軽量タイ（約52キロ）のチャンチェングローリーだった。

　P.ン厩舎のギャラクシーパッチはワンジナ産駒の5歳セン馬。今年3月のG1クイーンズシルバージュビリーカップと香港ダービーでいずれも2着と好走し、6月にはG3ライオンロックトロフィーとG3プレミアプレートを連勝。今季初戦のここも勝って重賞3連勝とした。

　香港ジョッキークラブの公式サイトによると、昨季限りで引退した香港最強馬ゴールデンシックスティの主戦ジョッキーだったホー騎手は、「おそらくギャラクシーパッチはマイル路線でゴールデンシックスティにとって代わる馬。もちろんまだ成長中だ」と高く評価。また、ン調教師は11月17日のG2ジョッキークラブマイルから12月8日のG1香港マイルに向かう意向を示した。