【コックスプレート】豪年度代表馬“大逃げ”プライドオブジェニは中6日で参戦「彼女は勇敢」

2024年10月20日 14:30

 今年4月のクイーンエリザベスSを歴史に残る大逃げで制し、前シーズンのオーストラリア年度代表馬に輝いたプライドオブジェニ(牝7、C・マー)は中6日でコックスプレート(G1、芝2040メートル、26日=ムーニーバレー)に参戦する予定だ。

 19日はシドニーのロイヤルランドウィック競馬場でキングチャールズ3世S(G1、芝1600メートル)に出走。ゴール寸前でチュオルウルフの末脚に屈したが、この日も軽快に逃げて、見せ場十分の2着に好走した。

 完全に“大逃げ”のキャラが定着しているプライドオブジェニ。この日のレース後、鞍上のデクラン・ベイツ騎手は「素晴らしいレースをしましたし、彼女を誇りに思います。残念ながら勝てなかったけど、調子が良かったです。今回はマイル戦だけど、最後まで力強く走っていたので、次の2000メートルで彼女をつかまえるのは簡単じゃないよ」とコメント。「レースネット」電子版は同馬のオーナーの「すべてが順調にいけば、彼女は次の土曜日のコックスプレートに戻ってきます」というコメントを伝えている。

 プライドオブジェニは牝馬ながらレーティング121ポンドを与えられている世界のトップホース。日本から参戦する有力馬プログノーシスを相手に、どんな大逃げを見せるのか。自身初参戦となるコックスプレートで世界の競馬ファンを楽しませてくれそうだ。

※今年のコックスプレートはJRAによる海外馬券発売が行われる。

出典:日刊スポーツ