G1豪キングチャールズ3世S、チェオルウルフがプライドオブジェニ撃破
2024年10月21日 11:55
現地19日、豪ランドウィック競馬場で以前はジョージメインステークスの名前で開催されていたG1豪キングチャールズ3世ステークス(芝1600m)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたプライドオブジェニが2着に敗れる結末となった。
外枠から出てしばらく外目を走り続けたプライドオブジェニは最初のコーナーまでにハナを取り切って内ラチ沿いへ。後続を大きく離して直線に入ると追いすがるマイオベロン以下を振り切って逃げ切り濃厚かと思われたが、馬場の中央から猛然と追い込んできたチェオルウルフの末脚に屈してゴール寸前で差し切られた。
勝ち馬から0.72馬身差の2着のプライドオブジェニに続き、さらに0.29馬身差で昨年3着だったマイオベロンが今年も3着。連覇を狙ったファンガールは6着に終わった。
J.プライド厩舎のチェオルウルフはタヴィストック産駒の4歳セン馬。昨季はG1ローズヒルギニーとG1オーストラリアンダービーで連続2着はあったものの白星は未勝利戦のみだったが、今季は今月5日のエプソムハンデキャップでG1初制覇。その勢いのまま中1週で臨んだ今回は昨季の年度代表馬プライドオブジェニをも破ってG1連勝となった。
なお豪競馬メディア『racing.com』によると、プライド調教師は連闘となる現地26日の豪G1コックスプレートについては「間違いなく検討事項だ」と参戦に含みを持たせる一方で、11月9日のG1豪チャンピオンズステークスも選択肢に挙げている。