プログノーシスのゲート改善に効果? レーン騎手が専門の教育係を紹介
2024年10月23日 12:30
豪G1コックスプレート(26日)に出走予定のプログノーシスは、現地前売りで1番人気の高い評価を受けているが、最近はゲートの失敗が目立つ。そのため、新たにコンビを組むD.レーン騎手が現地で名高い専門家を陣営に紹介し、数週間にわたって改善に取り組んできた様子を『racing.com』が報じている。
レーン騎手に紹介を受けたジュリアン・ウェルシュ氏は、プログノーシスが現地入りしてから数回にわたって検疫施設のあるウェリビーに足を運んできた。ウェルシュ氏はプログノーシスがゲート内で少し緊張してしまうことが、きれいなスタートの妨げになっていると原因を推測。リズムに乗るのに二、三完歩を要すため、それが彼に不利を及ぼしていると指摘する。
「彼は跳び上がったり暴れたりはしないが、少し我慢がなくイラついてしまう」「我々は彼がゲート内でじっと立っていられるようにすることに注力した。それがカギだった」と取り組みについて説明するウェルシュ氏。プログノーシスはゲートの後ろや枠入りの際には問題ないものの、ゲートの中ではしばしば後ろにもたれることがあり、結果的にそれが出遅れを招いてきたという。
ウェルシュ氏の指導後、プログノーシスとコンタクトを取ったレーン騎手は「月曜日(21日)にゲートから出してみたけど最高だったよ。真っ直ぐにゲートを出たし、それなりにクイックだった」「こちらに到着してからのスタートより凄く大きな進歩があった」「彼には頭を上げるようなところがあり、ここ数戦のゲートは右へ行ってしまったが、(豪州入り後)最近2回の練習では真っ直ぐに出たよ」「もし彼が(レース当日の)ゲート内で鼻を前に向けてじっとしていたら、五分の発馬を決めるだろうね」と手応えを明かしている。
ただし、ウェルシュ氏は「全ての練習が上手くいっていたが、レース当日は明らかに勝手が違う」「ゲートの真横に観衆がいるから非常に興味深いものになるだろう」と、最後はプログノーシス次第であることを付け加えている。